[アムステルダム/パリ 25日 ロイター] - オランダのフクストラ財務相の官房室は25日、同国とフランスが合意したエールフランスKLMAIRF.PAの救済措置の詳細を説明するため、オランダ政府が26日に会見を開くと発表した。
事情に詳しい2人の関係者がロイターに語ったところでは、オランダ政府はKLM部門に対して総額約34億ユーロの保証や直接融資を提供するとともに、投票権のない役員を1人指名して取締役会に送り込む見通しだ。
エールフランスは25日、ウェブサイトに掲載した声明で34億ユーロの支援を受けることを認めた上で、この資金はKLM部門が「現在の危機を乗り切り、将来に備える」ことを後押しする目的で使われると述べた。
フランス政府は正式なコメントを拒否した。
オランダとフランスはそれぞれエールフランスKLMの株式約14%を保有。新型コロナウイルス感染拡大で旅客機の運航がほぼ停止した4月に、フランス側が70億ユーロの支援を打ち出し、オランダも20億-40億ユーロを投入する計画を明らかにしていた。
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