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コロナ変異株抑制には中南米のワクチン接種急務=WHO米州事務局

 3月3日、世界保健機関(WHO)の米州事務局である汎米保健機構(PAHO)は、新型コロナウイルスのワクチン接種は北米においては感染拡大抑制につながっているが、中南米ではほとんど始まっていないと指摘。写真はブラジル・マナウスで、新型コロナで死亡した女性の埋葬を見守る家族。1月17日撮影(2021年 ロイター/Bruno Kelly)

[ブラジリア 3日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)の米州事務局である汎米保健機構(PAHO)は3日、新型コロナウイルスのワクチン接種は北米においては感染拡大抑制につながっているが、中南米ではほとんど始まっていないと指摘。そのため新たな変異株の出現リスクが高まっており、全ての人々に危険をもたらしているとの見解を示した。

PAHOのエティエンヌ事務局長は、米州の感染状況に関するブリーフィングで、「世界の一部でCOVID─19(新型コロナウイルス感染症)のまん延が続くかぎり、残る全世界は安全ではあり得ない」と述べた。

PAHOによると、中南米で最初に供給を受けるのはコロンビアで、今週、世界保健機関(WHO)と途上国へのワクチン普及を進める国際組織「Gaviワクチンアライアンス」が主導するワクチン共有の国際スキーム「COVAX(コバックス)」を通じてワクチンが到着する。来週にはペルー、さらにエルサルバドル、ボリビアなどに同様に供給される。

また、南米の大半では感染が減少し続けているが、アマゾン盆地では増加しており迅速な対応が必要としている。

PAHOは、年内の大半は世界的なワクチン不足が続く見込みで、現状で入手可能なワクチンは公平に分配されていないとしている。

エティエンヌ事務局長は、米州で分配の不均衡がある状況は自滅的であるとし、「豊かな国々で接種が進む一方、多くの国が1回分のワクチンすら入手できていない。ウイルス拡散を長く許せば許すほど、より危険な変異株が出現して制御する対応が複雑になるリスクが高まる」と述べた。

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