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コロナ変異種に警戒強まる、世界で英からの渡航制限相次ぐ

[英ドーバー/ブリュッセル/シンガポール/ムンバイ/ドバイ 21日 ロイター] - 英国で拡大している感染力が強い新型コロナウイルス変異種への懸念から、世界で英国からの渡航を制限する動きが広がっている。

21日、アジア地域では英国が旧宗主国の香港とインドが航空機の乗り入れを禁止した。

スペインやポーランド、スイス、ロシアなども英国からの入国禁止に踏み切った。サウジアラビア、クウェート、オマーンなどの中東諸国も国際線の乗り入れに加え、陸・海上の国境を閉鎖した。

スウェーデンは、英国およびデンマークからの入国を禁止すると発表。新型コロナのパンデミック(世界的大流行)が始まってから、スウェーデンが欧州連合(EU)域内からの渡航を制限するのは初めて。

これまでにフランスやドイツ、イタリア、オランダ、オーストリア、ブリュッセルなどの欧州諸国やカナダ、イスラエルなども英国からの渡航を禁止した。

フランスでは英国からの貨物トラックの入国も禁止し、経済的影響が及ぶ可能性が高い。

また、EU各国政府は欧州委員会に対し、EUとしての英国の渡航規制に関する指針を早急に策定するよう要請した。

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米ニューヨーク州のクオモ知事は、コロナ変異種の米国への流入阻止に向け迅速な措置を講じるよう、連邦政府に促した。米厚生省高官によると、渡航禁止などの決定はまだ行われていない。

ジョンソン英首相によると、変異種は従来のウイルスよりも感染力が最大7割高い。首都ロンドンを含むイングランド南東部は事実上のロックダウン(都市封鎖)措置が再度発動された。

日本や韓国などは情報収集に努めつつ状況を注視している。台湾は前日、現時点で英国からの乗り入れを禁止する計画はないとした。

加藤勝信官房長官は21日の会見で、国立感染症研究所によれば、国内では現時点で変異は確認されていないと説明。ウイルスの変異について世界保健機関(WHO)や英国と緊密に情報交換していると述べた。

オーストラリア政府はこの日、英国で広がっているコロナ変異種が検出されたと発表した。

豪当局によると、ニューサウスウェールズ州に到着した英国からの渡航者2人から変異種が検出された。州都のシドニーでは最近感染者が急増しているが、変異種との関連はないという。

また、南アフリカでも先週、コロナ変異種が検出されたことを受け、ドイツやトルコ、スイスなど少なくとも5カ国が南ア発着の航空便の運航を禁止したと、現地のメディアが報じた。ロイターはこの情報を確認していない。

*内容を追加しました。

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