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「パンデミック心理」根強い、ワクチン接種後も将来に不安=調査

PR会社の米エデルマンが20日に公表した調査「エデルマン・トラスト・バロメーター」によると、主要国で多くの人が新型コロナウイルスワクチンを接種した後でも正常な生活に戻ることに大きな不安を抱いていることが分かった。写真はニューヨーク市で7日撮影(2021年 ロイター/Eduardo Munoz)

[ロンドン 20日 ロイター] - PR会社の米エデルマンが20日に公表した調査「エデルマン・トラスト・バロメーター」によると、主要国で多くの人が新型コロナウイルスワクチンを接種した後でも正常な生活に戻ることに大きな不安を抱いていることが分かった。

調査は4月30日から5月11日まで、ブラジルとカナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、日本、メキシコ、サウジアラビア、南アフリカ、韓国、アラブ首長国連邦、英国、米国の14カ国で1万6800人を対象に実施した。

調査対象の65%が「パンデミック(世界的大流行)時の考え方のままだ」と回答。具体的には、民間航空機の利用を安全と感じるとの回答が16%、ホテルでの宿泊は23%、屋内での飲食は28%だった。ワクチン接種が完全に終わっている人に限っても、それぞれ比率が小幅に高かった程度だ。

エデルマンは「ワクチンは正常な生活に戻る準備ができていると考える人の比率を5%引き上げただけだ。調査対象の10人に7人近くがすぐに新たな感染が起こるのではと不安視している」と指摘した。

一部の政策当局者は、これまで抑えられてきた需要が出てくる中、向こう数カ月間で主要経済国が力強く回復すると述べるが、調査結果を受けこうした見方に疑いが生じる可能性もある。

調査ではまた、世界各国の国民が政府の危機への対応に不満を抱いていることが分かった。14カ国中、中国とサウジアラビア、アラブ首長国連邦、インドの4カ国のみ、政府への支持が底堅かった。

もっとも、1日の新規感染件数が世界最多となっているインドの場合、政府への信頼度は77%で、1月からは2%ポイント低下。別の調査ではインドのモディ首相の支持率が過去最低水準に落ち込んだ。

エデルマンの調査ではまた、多くの人が新型コロナ危機後も長期にわたる社会問題が残ると考えていることが分かった。調査対象の55%が精神疾患の悪化が残ると回答。雇用の永久的な喪失を不安視する向きも同等水準いた。

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