[メキシコ市 14日 ロイター] - 独自動車大手フォルクスワーゲンの高級自動車部門アウディは14日、メキシコ中部プエブラ州サンホセチアパの工場で一時的に生産シフトを縮小せざるを得なくなったと発表した。新型コロナウイルス感染流行に伴う世界的な半導体不足が原因とした。
アウディのメキシコ法人は、「世界的な半導体不足から、自動車業界では生産縮小の動きが生じている。これを受け、アウディ・メキシコ法人は生産調整を行う」との声明を発表した。
具体的には、1月18─29日は月曜から金曜を1シフトで、2月1─12日は水曜から金曜を2シフトで操業する。
メキシコ自動車工業会(AMIA)のファウスト・クエバス事務局長は11日、メキシコの自動車生産と輸出は今年12%余り増加する可能性があるとの予想を示した。アウディの減産は同国自動車産業にとって痛手になるとみられている。
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