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豪、ファイザー製ワクチン契約を倍増 アストラ中心の計画見直し

 4月9日、オーストラリアのモリソン首相は、米ファイザーの新型コロナウイルスワクチンの供給契約を従来の2倍の4000万回分に増やしたと明らかにした。写真はファイザー製ワクチン。ジュネーブで2月撮影(2021年 ロイター/Denis Balibouse)

[シドニー 9日 ロイター] - オーストラリアのモリソン首相は9日、米ファイザーの新型コロナウイルスワクチンの供給契約を従来の2倍の4000万回分に増やしたと明らかにした。英アストラゼネカのワクチンに血栓を起こす副作用の恐れがあるため、接種計画の見直しを急ぐ。

同国は前日まで、アストラ製ワクチンを中心とする接種計画を進めていた。アストラゼネカとは2500万人の国民全員の2回接種分に相当する5000万回分を契約、豪バイオ製薬CSLが国内でライセンス生産する計画だった。

しかし、血栓が発症するリスクについて懸念がある中、豪当局は方針を変更し、50歳以下の人にはアストラ製ではなくファイザーのワクチンを接種するよう推奨した。

モリソン首相によると、ファイザーと契約した4000万回分は年末までに供給される見通しで、国民の5分の4が接種可能となる。

国民全員の接種を10月までに終わらせる計画は事実上、取り下げられた。

モリソン氏は記者団に「アストラゼネカのワクチンを禁止しているわけではない」と強調。「50歳よりも上の人たちには接種を強く推奨している」と続けた。

豪政府はアストラゼネカとファイザー以外に、米製薬大手ノババックスの治験中のワクチンを5100万回分契約している。ただ、豪当局はノババックス製ワクチンに認可を与えるのは2021年終盤以降になる見通しだとしている。

一方、ニュージーランドのアーダーン首相は、同国はアストラ製ワクチンの検証を継続していると表明。オーストラリアの決定が影響するかどうかには言及しなかった。

ニュージーランドがこれまで承認したのはファイザーのワクチンのみ。政府は500万人の全人口に十分な量を契約したとしている。

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