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豪首相、国境閉鎖方針を堅持 接種完了者への制限緩和も否定的

 オーストラリアのモリソン首相は18日、新型コロナウイルスワクチン接種を完了した市民に海外への渡航を許可するのはまだ安全とは言えないとの見解を示した。都内で昨年11月撮影(2021年 ロイター/ISSEI KATO)

[シドニー 18日 ロイター] - オーストラリアのモリソン首相は18日、新型コロナウイルスワクチン接種を完了した市民に海外への渡航を許可するのはまだ安全とは言えないとの見解を示した。コロナで打撃を受けている産業からは早期の国境再開を求める声が出ている。

首相は記者団に「誰もが(コロナ前の)時代に戻りたいと切望しているのは理解する。だが現実は、今年のパンデミック(世界的大流行)は昨年より悪化している」と述べた。

接種完了者に対する渡航規制の緩和は安全性が確保されて初めて可能になると述べた。

オーストラリアは約2600万人の人口のワクチン接種を2021年内に完了する考えで、国境の再開は22年半ば以降を目指している。渡航制限で痛手を負っている航空会社や旅行業界、大学は国境再開時期の前倒しを政府に求めている。

18日の現地メディアによると、豪航空会社ヴァージン・オーストラリアのジェイン・ハードリカ最高経営責任者(CEO)はコロナを「永久的に排除することはできない。病気になっても入院は必要でなくなる。死者が出るかもしれないが、インフルエンザの死者よりは少なくなる」と発言した。

モリソン首相はハードリカ氏のコメントは「やや無神経」と批判した。

人口が最も多いニューサウスウェールズ州の当局は、海外からの渡航者を隔離措置なしに受け入れるには、成人住民の80%以上がワクチン接種を完了している必要があるとの見解を示した。

オーストラリアは20年3月に豪州国籍者および永住者の出国と市民権を持たない人の入国を制限した。この結果、感染者数は3万人未満と、比較的低く抑えられてる。

一方、これまで310万回強のワクチン接種が行われているが、3月末までに400万回としていた目標は大幅な未達となっている。

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