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豪州、少なくとも40年間は財政赤字続く=政府報告書

 6月28日、オーストラリア政府は、新型コロナウイルスの流行に伴う国境封鎖とロックダウン(都市封鎖)で、政府の歳入と人口の増加ペースに長期的な影響が出るとの報告書を公表した。写真はロックダウン初日の26日にシドニーで撮影(2021年 ロイター/Loren Elliott)

[シドニー 28日 ロイター] - オーストラリア政府は28日、新型コロナウイルスの流行に伴う国境封鎖とロックダウン(都市封鎖)で、政府の歳入と人口の増加ペースに長期的な影響が出るとの報告書を公表した。

少なくともあと40年は財政赤字が続く見通しという。「世代間報告書2021年」で明らかにした。

報告書は「新型コロナの流行に伴う経済危機で、国内外の財政には多額の要求が突きつけられている」とし「オーストラリアは予想を上回る景気回復が財政に流れ込んでいるが、パンデミック(世界的大流行)が予算に及ぼす影響は長期的に続くと予想される」としている。

モリソン首相は昨年、新型コロナ流行を受けて、財政黒字を目指す方針を撤回。大規模な財政出動に踏み切り、20/21年度は過去最高の赤字を計上した。

報告書は「景気の回復は順調に進んでいるが、世界的な流行の影響は一部残るだろう」と指摘。

オーストラリア政府は、2061年までの人口予測を3880万人とし、56年までに4000万人に到達するという15年の前回予測を下方修正した。現在の人口は2600万人。

フライデンバーグ財務相は講演で「世代間報告書で人口の長期予測が下方修正されたのは初めて」とし、「これは経済が縮小し、高齢化が進むことを意味する。経済・財政に影響が出る」と述べた。

同相は質疑応答で、安全が確保された場合にのみ国境封鎖を解除すると改めて発言。海外からの訪問者や移民の受け入れを急がない姿勢を示した。

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