[ニューヨーク 13日 ロイター] - 米製薬ファイザーと独ビオンテック、米モデルナが、新型コロナウイルスワクチンの追加接種(ブースター)供給によって数十億ドルを得る見通しと、アナリストやヘルスケア関連の投資家は想定する。
ファイザー・ビオンテックとモデルナはすでに、2021・22年の2年で計600億ドル超の売り上げを確保。23年については、アナリストらは追加接種分のワクチン供給が主導し、ファイザー・ビオンテックの売上高が66億ドル超、モデルナは76億ドル超に達し、インフルエンザの年間売上高である60億ドルに匹敵する可能性があると予想する。
米食品医薬品局(FDA)は12日、ファイザーとモデルナ製の新型コロナワクチンについて、免疫力が低下している人を対象に3回目の追加接種を認めた。イスラエルやドイツ、チリなどでも、感染力の強いデルタ株の広がりを抑制するため、3回目の接種を計画もしくは実施している。
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