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ブラジルの新型コロナ感染者、実際は公式統計の12倍も=研究者

ブラジルの研究グループは13日、国内の新型コロナウイルス感染者数は政府の公式発表の12倍に上っている可能性が高いとする報告書を公表した。写真は4月12日、リオデジャネイロで撮影(2020年 ロイター/Pilar Olivares)

[ブラジリア/リオデジャネイロ 13日 ロイター] - ブラジルの研究グループは13日、国内の新型コロナウイルス感染者数は政府の公式発表の12倍に上っている可能性が高いとする報告書を公表した。検査が不十分なほか、検査結果が出るまでに時間がかかることが原因と指摘した。

ブラジルの大学や研究機関の研究者らでつくるグループは、4月10日までに確認された感染者のうち死亡した人の比率を世界保健機関(WHO)による推定致死率と比較した。

ブラジルでの致死率はWHOの推定を大幅に上回り、研究グループは、実際の感染者のわずか8%しか公式報告に反映されていないと試算した。

研究グループは、ブラジル政府が感染の疑われるすべての人ではなく、重症例を中心に検査を実施していることを問題視している。検査結果の判明に時間がかかることも課題だとした。

ブラジル保健省の公式統計によると、新型コロナ感染症による死者は13日、1328人に増加した。一方、これまでに確認された感染者数は2万3430人。

保健省の統計からは、今月9日時点で約12万7000人の感染が疑われたのに対し、検査件数は6万3000件足らずにとどまったことがうかがわれる。保健省当局者は13日、結果待ちの検査が9万3000件以上あると説明した。

このほか、今年に入って重い呼吸器症状で入院した人の数は例年の同時期の3倍超に上っているものの、これらの患者のうち新型コロナ感染症と確認された人はわずか12%にとどまっている。

研究グループは「未報告の感染者が多ければ、感染を抑制しているとの誤った印象を与え、その結果、封じ込め対策の後退につながる恐れがある」と警鐘を鳴らした。

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