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ブラジル政府、詳細なコロナ統計の公表再開 最高裁の判断受け

ブラジル政府が新型コロナウイルスの感染者数と死亡者数を巡り矛盾するデータを公表した問題で、最高裁判所は9日、保健省に対し以前のように完全なデータを発表するよう命じた。写真はパズエロ暫定保健相(2019年 ロイター/ADRIANO MACHADO)

[ブラジリア 9日 ロイター] - ブラジル政府は9日、新型コロナウイルスの感染者数と死者数の詳細な統計の公表を再開した。矛盾するデータを公表した問題で、最高裁判所が保健省に対し、以前のように完全なデータを発表するよう命じた。

政府は数日前に累計のデータをウェブサイトから削除するなどし、批判を浴びていた。ブラジルの感染者数は米国に次いで世界で2番目に多く、政府が感染状況の深刻さを隠蔽しようとしているのでとの疑念が生じた。

問題となったのは保健省が7日明らかにしたデータで、当初の感染者数や死亡者数と、その後インターネットで更新された数字が食い違っていた。また同省は前週、データの発表時間を主要なニュース番組の放送後に変更した。[nL4N2DM01I]

ブラジルのボルソナロ大統領は、一貫して新型コロナの脅威を重要視しない姿勢を示しており、経済に打撃を与えているロックダウン(封鎖)措置を解除するよう知事らに促している。

最高裁は声明で、保健省が前週4日までの方法で完全な感染データの公表を同省ウェブサイトなどで再開するよう指示。このところの政府の対応は、新型コロナの感染監視や適切かつ必要な抑制・予防政策を不可能にしていると指摘した。

パズエロ保健相代行はテレビ放送された閣議で、数字を改定したり、数字が過大に報告されていることを示唆したりする意図はなかったと説明した。

9日午後の時点で政府のウェブサイト( covid.saude.gov.br/ )上には前週と同様に、感染者数と死者数の累計や州ごとの内訳など詳細情報が掲載されている。

ブラジルの累計感染者数は米国に次ぐ70万人超、死者は3万7000人超で米英に次いで多い。

*内容を追加しました。

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