[リオデジャネイロ 17日 ロイター] - ブラジルでは17日、新型コロナウイルスによる死者が1092人報告され、9月15日以来の高水準となった。死者が高止まりする中、最高裁はこの日、ワクチン接種義務化につながる可能性のある判断を示した。
国内の死者は累計18万4827人に達し、米国に次ぎ世界2位の多さとなっている。感染者は6万9826人増え、700万人を超えている。
この日ブラジルの最高裁は、サンパウロのバーやレストランでの午後8時以降のアルコール提供を禁止した。
さらに、国民のワクチン接種が「強制ではないが必須」になる可能性のある判断をした。詳細は明らかになっていないが、最高裁判事の説明文書よると、ワクチン接種を拒否した場合、特定のアクティビティーへの参加や特定の場所への頻繁な出入りが禁止される。
ボルソナロ大統領はこれまで、ワクチン接種を受けるつもりはなく、国民に接種を義務付けることもないと繰り返し述べている。
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