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英政府、ワクチンの追加接種を検討へ 高齢者などに3回目

 6月30日、英政府は、年内に新型コロナウイルスワクチンの追加接種プログラムを開始する計画の検討に入る。ロンドンで1月14日撮影(2021年 ロイター/Paul Childs)

[ロンドン 30日 ロイター] - 英政府は、年内に新型コロナウイルスワクチンの追加接種プログラムを開始する計画の検討に入る。ワクチンについて政府に助言する専門家が、高齢者やリスクの高い人を対象に9月にも3回目の接種が必要になる可能性を指摘した。

政府によると、追加接種プログラムの必要性について最終決定はしていないものの、当局者が予備的な準備開始を助言したという。

ワクチンと予防接種に関する合同委員会(JCVI)は、まず70歳以上の高齢者や介護施設の入所者、免疫の低下した人やリスクの高い人を対象に、9月から新型コロナワクチンの追加接種を行う計画を立てておくべきと助言した。

英国では成人の85%が1回目を接種済みで、60%超が2回目の接種を終えている。

ジャビド保健相は「ウイルスと共存することを学ぶ必要がある。最初のワクチン接種プログラムによってこの国は自由を取り戻しつつあり、追加接種でこの自由を守ることができる」と述べた。

これまでのデータでは、現在のワクチンが少なくとも6カ月間、免疫を提供することが示されているが、免疫の持続期間や追加接種の有効性については今後数カ月間にさらに研究が進む見通しだ。

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