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英失業率、8ー10月は4.9%に悪化 人員削減は過去最多

[ロンドン 15日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が発表した8-10月の失業率は4.9%となり、7-9月の4.8%から悪化し4年強ぶりの高水準となった。ロイターがまとめた市場予想は5.1%だった。

8-10月の人員削減数は37万人で過去最多。政府の新型コロナウイルス雇用対策の失効を控えて、企業が人員を削減したが、その後、雇用対策は来年まで延長された。10月は人員削減ペースがやや鈍った。

ONSは「全体としては最近の傾向が続いており、労働市場はさらに悪化している」と指摘した。

今回のデータの対象となった期間の大部分では、10月31日に期限切れが予定されていた雇用対策を巡り、スナク財務相は延長要求を拒否。人員削減が加速するとの懸念が強まっていた。

ただ、新型コロナ感染拡大第2波に見舞われる中、同相は雇用対策を来年3月末まで延長することを余儀なくされた。

英国経営者協会のチーフエコノミスト、テジ・パリク氏は「延長は多くの雇用にとって頼みの綱となるだろうが、その後が大きな懸念だ」と指摘。ワクチンの導入が一定の希望となっているものの、人員採用計画が停滞しているとして、社会保険料負担の削減といった新たな雇用創出支援措置を求めた。

英中銀は、失業率が2021年第2・四半期に8%近くでピークを付ける公算が大きいと予想している。

税務署が発表したデータによると、11月の就業者数は前月比2万8000人減。3月以降、合計で81万9000人減少している。

9─11月の求人件数は54万7000件に増加。新型コロナ流行に伴う最悪期を約60%上回っているものの、前年同期と比べて約3分の1減っている。

*内容を追加しました。

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