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ジョンソン英首相、政府のコロナ対応巡る調査を来年開始

 5月12日、ジョンソン英首相(写真)は、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)への政府の対応を巡る調査を来年実施する方針を表明した。写真は議会での答弁。(2021年 ロイター)

[ロンドン 12日 ロイター] - ジョンソン英首相は12日、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)への政府の対応を巡る調査を来年実施する方針を表明した。欧州で最多の死者を出し、経済が深刻な打撃を受けるに至った経緯などが調査の焦点になるとみられる。

ジョンソン氏は議会で「政府の行動を詳細に調査するものになる」とし、「このような悲劇の中、国として可能な限り綿密かつ率直に自らの行動を検証し、今後のためにあらゆる教訓を得る義務がある」と語った。

ジョンソン氏はこれまで、危機への対応中に調査開始を求める声に抵抗してきたが、事態がある程度落ち着けば2022年春に調査を開始すると表明。その上で、感染は再び拡大するリスクがあると警告した。

最終報告書の公表時期には言及しなかった。調査報告書はジョンソン氏の政治的遺産を明確にし、24年までに予定される国政選挙に影響を与える可能性がある。

ジョンズ・ホプキンス大学によると、英国の新型コロナ死者数は12万7629人で、欧州で最多。世界では米国、ブラジル、インド、メキシコに次いで5番目に多い。

リフィニティブのデータによると、20年の英国内総生産(GDP)は9.8%減少し、主要7カ国(G7)で最大の落ち込みを記録した。

英国では20年3月のパンデミック初期に国境閉鎖が遅れたことが最初の感染急拡大につながったとの批判がある。また、ジョンソン氏自身が感染し入院するなど政府の中枢部にもウイルスの脅威が及んだ。

ただ、ワクチン接種プロブラムの進展を受け、政府のコロナ対応への国民の評価は改善しつつある。

英国では成人の3分の2以上に相当する3560万人がこれまでに1回目のワクチン接種を完了している。

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