[ロンドン 24日 ロイター] - 英インペリアル・カレッジ・ロンドンが中心に行った調査で、新型コロナウイルスに感染した人の3分の1以上が何らかの症状が少なくとも12週間続いたほか、10人に1人は重篤な症状が少なくとも12週間続いたことが分かった。
調査は2020年9月─21年2月に50万8707人の成人を対象に実施した。
コロナに感染した際の症状として、疲労や筋肉痛、息切れ、胸の痛みなどが報告された。ただ、このような症状は一般的で、必ずしもコロナ感染に関連しているわけではないと調査では指摘されている。
高齢者ほど症状が長期化する可能性が高まり、年齢が10歳上がればその可能性は3.5%上昇した。
女性や喫煙者、太り過ぎの人、貧困地域に住んでいる人、入院経験のある人でも症状が長期化した。一方、アジア系の人では長期化の確率が低かった。
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