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英音楽業界、コロナ禍で雇用35%減少 政府に支援要請

 英音楽業界団体UKミュージックは、新型コロナのパンデミックによって英音楽業界では3分の1の雇用が失われたと指摘し、業界復興のため政府に支援を求めた。写真は議会近くで抗議活動を行う音楽関係者たち。昨年10月撮影(2021年 ロイター/Toby Melville)

[ロンドン 18日 ロイター] - 英音楽業界団体UKミュージックは年次リポートで、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)によって英音楽業界では3分の1の雇用が失われたと指摘し、業界復興のため政府に支援を求めた。

2020年には雇用の35%が失われ、就業者数は12万8000人となった。コロナ流行によるライブ中止やスタジオ閉鎖の影響を受けた。英音楽業界は4分の3が自営業で、政府の支援策が受けられなかった。

また、音楽業界が英経済に占める規模は46%減の31億ポンド(42億6000万ドル)となった。19年は58億ポンドだった。

UKミュージックは政府に対し、税制優遇や雇用促進策のほか、ミュージシャンやスタッフの事務作業支援、英国の欧州連合(EU)離脱後に生じた欧州大陸ツアーのための余剰コスト支援を要請した。

さらに、チケットやライブに対する付加価値税税率の恒久的な引き下げ、音楽の輸出や教育、自営業者向けの追加資金供給や支援を求めた。

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