May 14, 2020 / 5:30 PM / 3 months ago

英、コロナ抗体検査薬調達でロシュと交渉

英政府は新型コロナウイルス抗体検査薬の調達についてスイス製薬大手ロシュと交渉を進めている。スイス・バーゼルで2018年2月撮影(2020年 ロイター/Arnd Wiegmann)

[ロンドン 14日 ロイター] - 英政府は新型コロナウイルス抗体検査薬の調達についてスイス製薬大手ロシュ(ROG.S)と交渉を進めている。抗体検査で新型ウイルス感染歴が判明するため、多くの国で経済活動再開の加速に向けた目安になると注目されている。

ロシュの新型ウイルス抗体検査薬は4月28日に欧州連合(EU)での販売に必要な安全基準認定の「CEマーク」を取得。今月2日には米食品医薬品局(FDA)から緊急使用許可を得た。英国では公衆衛生庁(PHE)の研究所が7日、ロシュの抗体検査薬は正確な結果を示すと判定し、13日夜にこの見解を公表した。

英首相報道官は「かなり正確な結果が得られる抗体検査薬が開発されたことは明らかに重要な進展で、全体の情勢が変わる契機になる可能性がある」と指摘。新型ウイルスに対する免疫を保持していることを示す証明書の発行などが考えられると述べた。ただ、免疫については一段の科学的な所見が必要になるとの考えも示した。

ロシュは抗体検査薬を英国向けに大量に生産できると表明。同社はドイツに5月に300万回分、6月以降は毎月500万回分を納入する。

抗体検査はアボット・ラボラトリーズ(ABT.N)のほか、独シーメンスの医療機器部門、シーメンス・ヘルシニアーズ(SHLG.DE)なども開発。期待は高まっているものの、新型ウイルス「SARS─CoV2」に対する抗体を持っていれば、同ウイルスが引き起こす「COVID-19」に対する恒常的な免疫が得られるかどうかはまだ分かっていない。

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