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カナダ、帰国者の自主隔離緩和へ ワクチン接種済み対象

 6月9日 カナダ政府は新型コロナウイルスワクチンを接種済みの自国市民を対象に、7月上旬にも帰国後の14日間の自主隔離要件を緩和する方針を発表した。写真は3月13日、カナダのサレーで撮影(2021年 ロイター/Jennifer Gauthier)

[オタワ 9日 ロイター] - カナダ政府は9日、新型コロナウイルスワクチンを接種済みの自国市民を対象に、7月上旬にも帰国後の14日間の自主隔離要件を緩和する方針を発表した。

カナダは昨年3月以来、必要不可欠な渡航のみを認めており、入国者に14日間の自主隔離を義務付けている。航空便で入国した場合は、新型コロナ検査で陰性が判明するまで政府指定の宿泊施設での滞在も義務付けている。

ハイデュ保健相は記者団に対し「第一段階は、現在カナダへの入国許可を持ち、かつワクチン接種を完全に済ませた人が、政府指定の宿泊施設に滞在せず入国できるようにすることだ」と述べた。

制限が緩和されるかどうかは、感染者数とワクチン接種の進捗状況によるという。

航空業界や観光業界などは政府に制限緩和を働き掛けているが、同相は緩和を急がない考えを示した。

これに対し、カナダ空港運営会社の業界団体は「新たな措置がワクチンを接種済みの全ての人に適用されなかったことや、往来再開に向けた計画が依然として示されなかったことに失望した」と述べた。

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