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加オンタリオ州、専門家がオミクロン株に警告 ICUひっ迫も

12月16日、カナダのオンタリオ州の専門家部会は、オミクロン株が州内で急速に拡散しており、すぐに対策を講じなければ来月初めにも集中治療室(ICU)がひっ迫する恐れがあると警告した。写真はトロントのピアソン空港で2月撮影(2021年 ロイター/Carlos Osorio)

[オタワ 16日 ロイター] - カナダのオンタリオ州の専門家部会は16日、オミクロン株が州内で急速に拡散しており、すぐに対策を講じなければ来月初めにも集中治療室(ICU)がひっ迫する恐れがあると警告した。

部会を率いるシュタイン・ブラウン氏は、「これまでで最も深刻な感染の波になる公算が大きい」と述べた。

専門家部会はオミクロン対策について、ワクチン接種を増やすだけでは不十分と指摘。人同士の接触を50%抑制しつつ3回目の追加接種(ブースター接種)を迅速かつ確実に推進するよう当局に求めた。

また、「オミクロン株は感染ペースが極めて速い。速やかな介入がなければICU使用率は1月初めにも運用不能な水準に達する可能性がある」と説明した。

オンタリオは全国の人口の40%弱を占めるカナダ最大の州。専門家部会に先立って報告された新規感染者は2421人と、1週間前の約2倍に達している。

ロイターの算出によると、全土の1日当たり平均感染者数は過去6週間で75%増加している。

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