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上海市、6月1日に都市封鎖解除 感染「実質制御」で正常化へ前進

中国上海市は、6月1日深夜にロックダウン(都市封鎖)を解除すると発表した。市内で4月撮影。(2022年 ロイター/Aly Song)

[上海/北京/香港 30日 ロイター] - 中国上海市は、2カ月に及ぶロックダウン(都市封鎖)を6月1日深夜に解除すると発表した。自家用車の走行を認めるほか、感染リスクの低い住宅地を自由に行き来できる。

上海市は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け4月1日にロックダウンを導入した。厳しい行動制限は、企業活動や市民生活に混乱を不便をもたらした。

対話アプリ「微信(ウィーチャット)」の上海市公式アカウントによると、バスと鉄道は6月1日から基本的な運行を開始する。黄浦江の両岸を結ぶフェリーも運行を再開する。

上海市は声明で「感染状況は実質制御下にあり、状況は改善し続けている」とした。引き続きマスクの着用を義務付け、多数の集まりの自粛やワクチン接種を呼びかけた。

上海市のトップである李強・市共産党委員会書記はこの日、経済政策を全面的に実施し、景気回復加速に向けあらゆる措置を取ると表明。「感染防止の正常化に向けた努力を緩めることなく、経済再開を加速することが必要だ」と述べた。

一方、中国財務省は30日、減速する経済の安定化に向け、地方政府による特別債の発行を拡大すると発表した。

地方自治体は6月末までに今年度分の特別債発行を基本的に完了させ、8月末までに調達した資金を消化する必要があるとしている。

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