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新型コロナ対策が民主主義への脅威に、元政治指導者らが警告

 6月25日、元政治指導者やノーベル賞受賞者など約500人が公開書簡で、新型コロナウイルス感染症の流行が世界中の政府による権威主義的な措置の急増をもたらし、民主主義への脅威が増していると警告した。写真は、書簡に署名したカルドーゾ元ブラジル大統領。2018年9月11日、サンパウロで撮影(2020年 ロイター/Paulo Whitaker)

[ロンドン 25日 ロイター] - 元政治指導者やノーベル賞受賞者など約500人が公開書簡で、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の流行が世界中の政府による権威主義的な措置の急増をもたらし、民主主義への脅威が増していると警告した。

書簡はスウェーデンに本部を置く政府間組織「民主主義・ 選挙支援国際研究所(IDEA)」がまとめた。署名者にはカルドーゾ元ブラジル大統領やジェブ・ブッシュ元米フロリダ州知事らが含まれている。

「権威主義的な政権は当然のことながら、この危機を利用して批判者を黙らせ、自分たちの政治的支配力を強めようとしている」とし、民主的に選ばれたいくつかの政府でさえ、人権を制限し国家の監視を強化する緊急権限を利用して新型コロナと闘っていると指摘した。

IDEAの事務局長は民主主義的な規範の低下が全体的な影響だとし、政治的自由だけでなく、危機や将来の医療緊急事態に対処する政府の能力にも影響を与えているとの見解を示した。

権威主義的な措置を導入したり、説明責任を怠ったりしている国として、フィリピン、ハンガリー、エルサルバドル、トルコを挙げた。

IDEAによると、新型コロナの流行により世界で66の選挙の延期または中止された。また21の民主主義国を含む50カ国近くが報道の自由に何らかの制限を課しているという。

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