[フランクフルト/ビリニュス 14日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのバシリアウスカス・リトアニア中銀総裁は14日、ユーロ加盟国は新型コロナウイルス対策の財源確保に向けた共通債券「コロナ債」を発行する時期に来ていると述べた。
欧州連合(EU)財務相は9日、世界的な新型ウイルス感染拡大の経済的打撃を和らげるため、約5000億ユーロの対応策で合意。ただ、財源を確保する方法については決定しなかった。
バシリアウスカス総裁は電話インタビューに対し「欧州安定メカニズム(ESM)は利用されるべきだが、一段の措置が必要になった場合、コロナ債の発行を検討する必要がある」とし、「今はこの件について議論する適切な時期に来ている」と述べた。
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