[ワシントン 6日 ロイター] - バイデン米政権は6日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴う救済措置の一環として実施された学生ローンの返済猶予措置の最終期限を2022年1月31日まで延長すると発表した。デルタ変異株の感染者が米国内で急増し続けていることを受けた。従来の期限は9月30日に設定されていた。
ホワイトハウスは声明で、「今回の延長と明確な終了日を示すことにより、借り手が返済再開に向けて計画を立て、再開後の延滞や債務不履行のリスク低減につながる」と指摘。教育省が今後数日以内に最終的な延長に関する貸し手への通知に着手し、「猶予措置の終了が近づくにつれ、返済再開に向けた計画方法に関する資料や情報を公開する」とした。
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