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コロナワクチン供給巡り対立深刻化、EUとアストラゼネカ

英製薬大手アストラゼネカが開発した新型コロナウイルスワクチンの欧州連合(EU)向け供給が遅れている問題で、双方の主張が契約条項の解釈に及ぶなど対立が深刻化している。昨年10月撮影(2021年 ロイター/DADO RUVIC)

[ブリュッセル 27日 ロイター] - 英製薬大手アストラゼネカが開発した新型コロナウイルスワクチンの欧州連合(EU)向け供給が遅れている問題で、双方の主張が契約条項の解釈に及ぶなど対立が深刻化している。

EUは昨年8月、アストラゼネカから3億回分を7億5000万ユーロで購入し、追加で1億回分の供給を受けるオプション付きの契約を締結しているが、アストラゼネカのソリオ最高経営責任者(CEO)は26日、メディアとのインタビューで、EUと合意した供給量はあくまで「努力目標」であり、法的拘束力はないと主張した。

EU当局者は27日、「最善努力条項」を含め生産能力に関する詳細は極秘内容だったと指摘。「最善努力条項は製品がまだ存在しない段階で結ばれる契約には全く標準的に盛り込まれるもの」で、こうした条件の下では「完全な法的義務」を問うことはできないが、アストラゼネカは少なくとも契約履行に向けて「全面的な努力」をすべきだったと述べた。

アストラゼネカは、「それぞれのサプライチェーン(供給網)は欧州委員会を含め供給契約に基づき、特定の国や国際機関からの資金や投資を受けて開発されている」とした上で、サプライチェーンで製造されたワクチンは、関係する国や地域に特化したものであると表明した。

欧州委のキリアキデス委員(保健衛生・食品安全担当)は、アストラゼネカとの契約に基づき、EUには英国の2工場を含む4工場が製造するワクチンを得る権利があると主張した。

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