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EU、アストラ製ワクチン供給加速巡る訴訟で敗訴

6月18日、欧州連合(EU)が新型コロナウイルスワクチンの供給契約を順守しなかったとして英アストラゼネカを提訴していた問題で、裁判所はアストラゼネカがEUに供給すべきワクチンの量はEUの当初の主張よりも少なくて済むとする判断を下した。写真は2021年2月、ロンドンで撮影(2021年 ロイター/Henry Nicholls)

[ブリュッセル/ロンドン 18日 ロイター] - 欧州連合(EU)が新型コロナウイルスワクチンの供給契約を順守しなかったとして英アストラゼネカを提訴していた問題で、裁判所は18日、アストラゼネカがEUに供給すべきワクチンの量はEUの当初の主張よりも少なくて済むとする判断を下した。

アストラゼネカはEUが敗訴したとの見方を示した一方、EUの執行機関である欧州委員会のフォンデアライエン委員長は、裁判所の判断はアストラゼネカが契約を順守しなかったとするEUの主張を支持するものとの見解を示した。

アストラゼネカは、EUに対し今年6月末までに3億回分のワクチンを供給するために最大限努力すると確約していたが、生産の遅延を受け、供給量を1億回分に下方修正した。これを受け、EUは6月末までに少なくとも1億2000万回分を供給する必要があるとして、法的措置に踏み切っていた。

これに対し、裁判所はアストラゼネカは9月27日までにEUに合計8020万回分を供給する必要があるとの判断を下した。これにはEUが法的措置を取るまでに供給された3000万回分が含まれる。

アストラゼネカは「欧州委との協力を新たにし、パンデミック(世界的大流行)に対応していく」と表明した。

EUは5月、アストラゼネカに対する2件目の訴訟を起こしているが、この件については夏以降に審議が継続される。今回の判断は、アストラゼネカに供給を加速させる義務があったかを問うものだった。

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