[ブリュッセル 28日 ロイター] - ドイツは感染力が強い新型コロナウイルス変異種の国内流入を制限するため、英国、ポルトガル、ブラジル、南アフリカからの入国を禁止する方向で準備を進めている。ゼーホーファー内相が28日、明らかにした。
EU内相はこの日、オンライン会議を実施。ゼーホーファー内相は「国民を守るため、変異種の感染が広まっている地域からの入国を禁止する必要がある」とし、EUが全体としてこうした措置に合意しなかったとしても、ドイツは独自に入国を禁止すると述べた。ただ、医療品を含む物資の輸送は影響を受けないとした。
変異種への対応では、ベルギーが3月まで国民の海外渡航を禁止。ただ多くのEU加盟国は、渡航や入国の禁止といった厳しい措置の導入は控えている。
EUは感染抑制に向け一部の国からの域内への渡航に自主隔離や新型コロナ検査を義務付けているが、日本を対象から削除した。これにより対象国はオーストラリア、中国、ニュージーランド、ルワンダ、シンガポール、韓国、タイの7カ国になった。ただこれはEUとしての推奨で、加盟国は規制を独自に導入できる。
※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」