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EU、コロナワクチンの対英輸出禁止も

3月17日、 欧州連合(EU)は新型コロナウイルスワクチンの英国への輸出を禁止する可能性を示した。欧州は新型コロナ感染拡大の第3波に見舞われ、夏の旅行再開計画を取りやめる可能性に直面しており、貴重なワクチンを域内の市民のために保護する。写真は2月17日、フランスのラボールのワクチン接種センターで(2021年 ロイター/Stephane Mahe)

[ブリュッセル 17日 ロイター] - 欧州連合(EU)は17日、新型コロナウイルスワクチンの英国への輸出を禁止する可能性を示した。欧州は新型コロナ感染拡大の第3波に見舞われ、夏の旅行再開計画を取りやめる可能性に直面しており、貴重なワクチンを域内の市民のために保護するためだ。

欧州の新型コロナの死者数は55万人を超え、ワクチン接種を受けた人口は10分の1を下回る。EUの行政執行機関、欧州委員会のフォンデアライエン委員長はコロナ危機は悪化していると述べた。「今世紀の危機の真っただ中にいる」と話し、「加盟国は第3波のピークを迎えている。ワクチン接種を加速しなければならない」とした。

米国とのワクチンの輸出入は問題ないとした一方、英製薬のアストラゼネカからの供給不足に不満を示した。EUからは英国へ1000万回分のワクチンを輸出したと述べた。「英国からのワクチンをまだ待っている」と話した。英EU間の緊張を示す最新の発言となる。「こうした状況が変わらなければ、ワクチン生産国への輸出は、その国の開放性に応じて調整する必要がある」とした。「われわれより接種率が高い国への輸出は、釣り合っているかどうかを判断する」と主張した。

アストラゼネカのワクチン供給が減った中、EU加盟国の6カ国が欧州委に対し、既に難航してるワクチン接種計画が、供給減によって一段と打撃を受けていると主張。

欧州委は、ワクチン接種状況や新型コロナ検査の結果、感染した経験がある場合は回復状況などが記載される「グリーン・デジタル証明」を市民に発行し旅行を認める計画を発表しているが、コロナの状況はこうした計画の脅威となる。

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