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コロナ危機受けた格下げ、慎重に行うべき=欧州証券当局

[ロンドン 9日 ロイター] - 欧州連合(EU)の証券当局は、新型コロナウイルス感染拡大の打撃を受けた国や企業の信用格付けについて、拙速な格下げは景気を一段と悪化させる恐れがあるとし、格付け機関は慎重に行うべきだとの考えを示した。

欧州証券市場監督機構(ESMA)のマイヨール局長は、格付け機関がCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)危機にどのように対応しているかを理解するため、各機関とのやり取りを増やしていると説明。「格付け機関が行動を起こすタイミングは慎重に判断すべきだ」と指摘した。

信用格付け機関は、ムーディーズ・インベスターズ・サービス、S&Pグローバル・レーティング、フィッチ・レーティングスの大手3社のほぼ独占状態となっている。

フィッチは3月末に英国の債務格付けを引き下げた。投機的(ジャンク)等級すれすれのイタリアの格付けについて、S&Pとムーディーズは今後1カ月以内に見直しを行う予定。

マイヨール氏は、新型コロナの経済への影響を踏まえると、今後格下げが相次ぐと予想されるが、信用の質の悪化は適切に格付けに反映されるべきだとの考えを示した。

信用の質低下に伴うリスクの高まりを考慮して、その後格下げに動くタイミングを適切に判断することが重要だと指摘。「こうしたことは格付け機関が独立して行うべきだ。われわれは、格付けプロセスそのもに介入することはできないし、すべきでない」と語った。

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