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EU、域外からの渡航制限緩和へ ワクチン接種者許可=関係筋

[ブリュッセル 19日 ロイター] - 欧州連合(EU)が夏の観光シーズンを前に、域外からの渡航制限を緩和することで合意したことが、複数の関係筋の話で分かった。これにより英国から全ての場合の渡航が可能になるほか、米国からは新型コロナウイルスワクチンの接種を受けていれば渡航できる見通し。

EUの執行機関である欧州委員会は今月3日、特定の国・地域に「安全」判定を下し、完全にワクチン接種を受けた人の域内への渡航を認めるよう提案。関係筋によると、EU加盟27カ国の外交官がこれを承認した。これを受け、週内、もしくは来週初旬に新たなリストが策定される見通し。

EUは現在、過去14日間の新規感染者数が10万人当たり25人以下であることを渡航許可の主な要件に設定している。欧州委はこれを100人以下に緩和することを提案。EU外交官は75人以下とすることで合意した。

ワクチン接種の要件については、EU当局が承認済みのワクチンに限定。世界保健機関(WHO)の緊急使用リストに含まれているワクチンを受けた人への対応については、今後検討する。接種は渡航の少なくとも14日前までに済ませる必要がある。子どもについては、両親がワクチン接種を受けていれば同行が可能。加盟各国は新型コロナ検査の陰性結果の提出や自主隔離を義務付けることもできるとした。

このほか、変異株の感染拡大リスクを限定するために、必須の渡航以外は禁止する非常措置が一時的に導入される可能性があり、インドに対するこうした措置の導入が提案された。

欧州疾病予防管理センター(ECDC)のデータに基づくと、英国を含む複数の国が新たな基準を満たす見通し。ただEU外交官は、インドで検出された変異株が英国で広がっていることに留意する必要があると述べた。

米国は新たな基準は満たさないが、ワクチン接種を受けたことが証明できればEU域内に渡航できる。

現在の要件の下で観光目的でEU域内への渡航が許可されているのはオーストラリア、イスラエル、シンガポールを含む7カ国のみ。

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