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EUのWHO改革案、健康危機の報告で透明性改善求める

欧州連合(EU)が検討している世界保健機関(WHO)改革の草案が明らかになった。写真はテドロスWHO事務局長、5日撮影の提供写真。(2020年 ロイター)

[ブリュッセル/ベルリン 22日 ロイター] - 欧州連合(EU)が検討している世界保健機関(WHO)改革の草案が明らかになった。新型コロナウイルス流行初期の中国の対応が批判されたことを踏まえ、加盟国が新たに発生した健康危機をどのように報告するかについて、透明性を高めるよう求めている。

改革案はドイツ政府が他の欧州諸国との協議してまとめた。ロイターが確認した文書は19日付で、WHO加盟国による国際保健規則(IHR)順守の透明性を高める措置を取るべきとしている。IHRは加盟国に健康上の緊急事態に関する情報を速やかに共有することを求めている。

中国で新型コロナ感染症が発生した当初、同国は重要な情報の共有に消極的で、WHOの立場は中国寄りだったと米国は批判。トランプ米政権はWHOからの脱退を表明した。

EUの文書によると、来週の保健相によるビデオ会議で改革案について協議し、11月中旬に開催されるWHOの総会までに共通の立場を決定することを目指している。

草案はWHOに対するEUの支持を改めて表明し、世界的な健康問題に取り組むWHOの中心的な役割を強調している。

その一方でWHOには透明性の欠如をはじめ多くの課題があると指摘。「予想可能で持続的な」資金調達手段がないほか、加盟国からWHO事務局へのより効率的で一貫した報告制度が必要と主張した。

また各国が報告義務の順守状況を評価するメカニズムを強化し、定期的なものにするよう求めたほか、加盟国の期待とWHOの能力の格差解消に優先的に対処すべきとしている。

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