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ESMのコロナ対策融資金利がマイナス圏、返済が借入下回る公算

ユーロ加盟国が新型コロナウイルス感染拡大への対応で欧州安定メカニズム(ESM)から借り入れを行う場合、現時点で金利がマイナス圏にあるため、返済額が借入額を下回ることが分かった。 ブリュッセルで2011年12月撮影(2020年 ロイター/YVES HERMAN)

[ブリュッセル 29日 ロイター] - ユーロ加盟国が新型コロナウイルス感染拡大への対応で欧州安定メカニズム(ESM)から借り入れを行う場合、現時点で金利がマイナス圏にあるため、返済額が借入額を下回ることが分かった。

ユーロ加盟国は5月、新型ウイルス感染拡大を受け、医療保健制度の支援のほか、感染予防や治療などのために、ユーロ圏の救済基金であるESMから2400億ユーロの融資を実施することで合意した。

ESMによる期間10年の融資の金利は6月時点ではゼロ%だったが、現時点ではマイナス0.12%。期間7年の融資の金利は、手数料などを勘案してもマイナス0.26%となっている。

ドイツなどのユーロ圏北部の国の借り入れコストは低下しているが、イタリアでは10年債利回りがプラス1.0%近辺、スペインではプラス0.35%に近辺にあるため、ESMによる融資は新型ウイルス感染拡大で甚大な影響を受けている南欧諸国には魅力となる可能性がある。

ただ、欧州連合(EU)が補助金3900億ユーロ、融資3600億ユーロで構成される総額7500億ユーロの新型ウイルス復興基金案の協議を進める中、これまでのところESMに対する同融資の申請はない。

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