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[ワシントン 22日 ロイター] - 米バイデン政権の新型コロナウイルス感染対策を率い、12月に退任するファウチ首席医療顧問(81)は22日、ホワイトハウスで行った最後の記者会見でも、国民に対しコロナワクチン接種を受けるよう強く推奨した。
ファウチ氏は世界中で130億回接種されたコロナワクチンは「明らかに安全であることを示す広範な情報がある」と指摘。「公衆衛生とは関係なく、意見の相違やイデオロギーの違いといった理由でワクチンを接種しない人々を見ると、医師として心が痛む。極右の共和党員であろうと、極左の民主党員であろうと、私には何の違いもない。コロナで入院したり、死亡する人を見たくないのだ」と語った。
ファウチ氏はレーガン政権以来7人の大統領の下、エイズウイルス(HIV)やエボラ出血熱、ジカ熱などの感染症対策に尽力。1984年から米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)所長を務め、20年からは米政権の「コロナ対策の顔」として手腕を振るった。
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