[ニューヨーク 5日 ロイター] - 米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は5日、米国は新型コロナウイルス感染拡大の抑制に向け、再び「ロックダウン(都市封鎖)モード」に入る必要はないとの考えを示した。
ファウチ所長はハーバード大学が主催したイベントで、「ロックダウンを行わずにうまく対応できる」とし、マスク着用、フィジカル・ディスタンシング(社会的距離の確保)、バーなどの閉鎖、手洗いの励行などを実施する必要があるとの考えを示した。
開発が進む新型ウイルスワクチンについては、米食品医薬品局(FDA)は安全性を犠牲にしないと表明。今年終盤か来年初旬に、安全で効果的なワクチンが開発できたかどうか判明すると述べた。
また、政府の新型ウイルス対策本部は、空気中を漂う微粒子「エアロゾル」を介した感染の可能性について慎重に検証すると述べた。
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