[パリ 7日 ロイター] - フランスで7日、確認された新型コロナウイルス感染者が4日連続で減少した。
保健省によると、過去24時間に確認された感染者は1万9175人で、前日の2万0586人から減少。
4日連続で減少していた入院者数は2万7649人で、前日の2万7369人から増加した。集中治療室(ICU)の患者も3272人と同3225人から増加した。
病院と介護施設における累計死者数は7万8965人、前日は7万8794人。
専門家は、感染力の強い変異株の拡大で近く医療が崩壊するのではないかと懸念し3度目のロックダウン(都市封鎖)を求めているが、政府は難色を示し、夜間外出禁止令や海外との渡航規制強化を検討している。
特に英国で見つかった変異株への感染増加が懸念されており、政府諮問機関の委員でもある感染症専門家のアルノー・フォンタネ氏は、この変異株感染は3月初めに新規感染者の半分以上を占める可能性があるとの見方を示した。
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