[パリ/東京 17日 ロイター] - 20カ国・地域(G20)の財務相と保健相は17日、テレビ電話会合を行い、新型コロナウイルス感染拡大の克服と世界的な景気回復の支援にはワクチンの平等で安価な供給が重要になるとの共同声明を発表した。
声明は「人命、雇用、所得を守るためにあらゆる手段を尽くす」とし、「行動計画を10月のG20財務相・中央銀行総裁会議、および11月のG20首脳会議に提出する」とした。
麻生太郎財務相は同会合で、新型ウイルスのワクチンと治療薬の開発、製造、販売において、特許を巡る問題が極めて重要になると指摘。会合後に記者団に対し、新型ウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を巡るリスクについて、G20は強いメッセージを送る必要があるとの考えを示した。
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