[ベルリン 13日 ロイター] - 独ロベルト・コッホ研究所(RKI)は13日発行の週報で、新型コロナウイルスのオミクロン変異株が同国で主流になったと明らかにした。
RKIによると、同国で感染者のうちオミクロン株が占める割合は7日前の44.3%から73.3%に上昇した。長らく主流だったデルタ株の割合は25.9%にとどまっているという。
RKIは、「今後数週間に、オミクロン株感染が大幅に拡大するとみている。ワクチン接種完了者の入院率がデルタ株に比べて低いとの初期研究がある」と記載している。
RKIによると、ドイツでは、人口の約72%がワクチンを2回接種済み、44%が3回目の追加接種(ブースター接種)を完了している。
この日報告された新規感染者は過去最多の8万1000人超となったが、政府のコロナ対策担当者は検査に目詰まりが生じている可能性があると警告した。
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