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ドイツ、ワクチン生産予備能力構築へ 将来のパンデミックに備え

 6月2日 ドイツのシュパーン保健相は将来のパンデミック(感染症の世界的大流行)に備え、ワクチンメーカーに年額料金を払い年間約6億─7億回分のワクチン予備能力を構築する計画を明らかにした。写真は4月10日、ベルリンで撮影(2021年 ロイター/Fabrizio Bensch)

[ベルリン 2日 ロイター] - ドイツのシュパーン保健相は2日、将来のパンデミック(感染症の世界的大流行)に備え、ワクチンメーカーに年額料金を払い年間約6億─7億回分のワクチン予備能力を構築する計画を明らかにした。

記者会見で「最悪の事態が起きた場合、迅速に(ワクチンを)活用できる」よう、パンデミックに備える5年契約の入札を行う方針だと述べた。

ドイツでは、製造面の問題や欧州連合(EU)承認への過度の依存で新型コロナウイルスワクチンの接種が遅れた経緯がある。将来のパンデミックでは十分なワクチン供給を確保できるよう、国内生産を強化したい考えだ。

このため政府は2月、ガラス瓶や脂質など不可欠な原材料の生産を確実にし、ボトルネックを軽減することを目的としたワクチン作業部会を設置した。

作業部会を率いるクリストフ・クルップ氏は契約について、コロナ危機で得たノウハウの維持に役立ち、次回は「(ワクチン)生産をゼロから100に引き上げなくても済むことになる」と述べた。

また、複数の企業と契約し、1種類ではなく複数の種類のワクチンを準備したいという考えを示した。

ドイツ国内に生産設備を持ち、迅速なワクチン増産のために有効成分の生産や原薬への転換を行えることなどが契約条件になる。

この契約は必要な事態が生じれば供給契約になる。ドイツは欧州や世界各国にもワクチンを供給できると見込んでいる。

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