[香港 27日 ロイター] - 中国の医薬品大手、上海復星医薬は、中国における同社の健康アプリの利用者が、香港で独ビオンテック製新型コロナウイルスワクチンのブースター接種(追加接種)を受けるために登録できるようになったと発表した。
18歳以上で、初回接種を済ませた人にブースター接種を推奨するとした。
中国はこれまで、自国民には不活性化したウイルスを使う中国製ワクチンのみを使用する方針を堅持し、日本や欧米で主流のメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンは採用していなかった。
ビオンテックは今月23日、同社と中国のパートナーである上海復星が、香港で12歳以上の人を対象に、オミクロン株派生型「BA.4」「BA.5」対応のワクチンを使用する許可を得たと発表していた。
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