[香港 28日 ロイター] - 香港政府トップの李家超行政長官は28日、厳格な新型コロナウイルス規制を29日から大幅に緩和すると表明した。入境者の到着時に課しているPCR検査義務を撤廃するほか、香港のほとんどの施設に入るために必要なワクチンパス制度も廃止する。
マスク着用義務は継続するが、公共の場での集まりを12人までに制限するといった社会的距離(ソーシャルディスタンス)措置も取りやめる。
李氏は比較的高水準のワクチン接種率に達したことや、十分な量の医薬品を確保しているなど医療体制が整っていることを規制緩和理由に挙げた。
中国本土との境界も1月15日までに開放する方針で、当局間で調整を進めているという。
香港は3年近く、新型コロナ対策では中国にほぼ追随している。
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