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インド医療従事者、国産コロナワクチン接種に躊躇 臨床試験未了で

 インドの医療従事者らが、国産の新型コロナウイルスワクチン接種を受けることに二の足を踏んでいることが、政府のデータで明らかになった。写真は新型コロナ感染拡大でバスに殺到する人々。ムンバイで2月撮影(2021年 ロイター/Francis Mascarenhas)

[ニューデリー 25日 ロイター] - インドの医療従事者らが、国産の新型コロナウイルスワクチン接種を受けることに二の足を踏んでいることが、政府のデータで明らかになった。国産ワクチンは有効性を検証する最終段階の治験データなしに承認されたため信頼性に欠けるとして、8月までに3億人への接種を目指す政府の目標達成が危ぶまれている。

インドは1月16日からワクチン接種を開始。これまでに医療関係者ら1050万人超が接種を受けた。

このうち、インドの製薬会社バーラト・バイオテック製の国産ワクチン「コバクシン」の接種を受けたのはわずか11%の120万人。残りの940万人が受けたのは、英オックスフォード大と英製薬大手アストラゼネカが共同で開発したワクチンを国内でライセンス生産したものだ。

インド連邦政府はこれまでに、「コバクシン」1000万回分とアストラゼネカ開発のワクチン2100万回分を注文した。政府はこれまでに少なくとも550万回分の「コバクシン」を受領したことを明らかにしている。

マハーラーシュトラ州当局に助言を行っている医師は、「コバクシン」はまだ開発段階にあり、第3相臨床試験を終えていない点を問題視。「これらの事実が人々に疑問を抱かせ、接種率の低さに反映されている。入手が容易かどうかは問題ではない」と述べた。

一方、保健当局者は「コバクシン」の接種率が低いことについて、バーラト・バイオテックの生産設備が、アストラゼネカ開発のワクチン生産を請け負うセラム・インスティチュート・オブ・インディアに比べ小規模であるためとしている。

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