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中国シノバック社のコロナワクチン、インドネシアに第一便が到着

 12月6日 インドネシアのジョコ大統領はオンライン会見で、中国科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)社製の新型コロナウイルスワクチンの第1便が到着したことを明らかにした。写真はワクチンが到着したスカルノ・ハッタ国際空港。12月6日撮影(2020年 ロイターDhemas Reviyanto/Antara Foto via REUTERS)

[ジャカルタ 6日 ロイター] - インドネシアのジョコ大統領はオンライン会見で、中国科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)社製の新型コロナウイルスワクチンの第1便が6日に到着したことを明らかにした。

到着したのは120万回分。政府は大規模接種プログラムを準備しており、8月からこのワクチンの治験を行なっている。

ジョコ大統領によると、インドネシアは1月初旬に180万回分を追加で受領する。

同ワクチンはブラジルとトルコでも最終段階の治験が進行。ブラジルでは有効性に関する中間結果が12月半ばまでに判明する。

このほか大統領は、ワクチン製造に必要な原材料を調達することも明らかにした。今月に1500万回分、来月に3000万回分を受け取る。

ワクチンの使用にはまだ食品・医薬品当局の審査が必要だが、この間に政府は配布の準備を継続するという。

ジョコ大統領は、「われわれは複数の州で何カ月もシミュレーションを通して準備してきた。ワクチンの接種開始を決定すれば、すべての準備が整うと確信している」と述べた。

同国の感染者数はここ数週間増加しており、6日時点の累計は57万5796人、死者は1万7740人で、東南アジアで最多となっている。

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