[ドバイ 22日 ロイター] - イラン大統領選で当選したイブラヒム・ライシ司法府代表は22日、新政権は経済復興を支えるため、新型コロナウイルスワクチン接種を迅速に進めると言明した。
同国は中東地域の感染震源地となっている。
ライシ氏は国営テレビで放映された発言で、「最も迅速に一般接種を行うことが、政権発足当日からの緊急事案の一つとなる。人々が安心し、経済が繁栄できるよう、国産とともに必要なら国外産のワクチンを速やかに入手する」と述べた。
新政権への移行は8月初めの予定。
ロウハニ現政権は、ワクチン接種ペースが遅いと批判を受けている。当局者らは、米国による制裁で外国産ワクチンの輸入ができず、配布が遅延したとしている。
現政権のラビーイー報道官は22日、ロシアで開発された「スプートニクV」やキューバとの共同生産によるワクチンを含め、国内で生産する3種の使用に注力すると述べていた。
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