March 9, 2020 / 4:13 PM / 4 months ago

イタリア周辺国、新型ウイルス抑止策を強化 国境で検診など

[チューリヒ 9日 ロイター] - イタリアの周辺国が、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ対策に動いている。スイスは、同国でのイタリア人の就労許可を確認する方針を発表した。オーストリアはイタリアとの国境で検診を実施する計画だ。

イタリアは欧州で新型ウイルスの被害が最も大きい。イタリア政府は北部ロンバルディア州と隣接するベネト州の一部を事実上封鎖する措置に踏み切った。

スイス政府は8日、スイスで働くイタリア人に就労許可の提示を求める方針を示した。ただイタリア人の就労が禁止されるわけではない。スイスでは、イタリアと国境を接するティチーノ州で7万人以上のイタリア人が就労許可を保有している。スイス政府は「ティチーノ州の医療制度は機能し続けられる」とした。

スイス政府は国民に対し、被害が大きいイタリア北部に行かないように呼び掛けているが、国境は開かれたままで、スイスとイタリア間の列車は大半が予定通り運行している。

オーストリアでは新対策の下、イタリアとの国境付近にあるブレンナー駅とその他2カ所の通過地点で2つのチームが10日から自動車と列車による移動者に対して健康診断を実施する。イタリアと国境を接するチロル州のプラッター知事は「主な目的は新型ウイルスの感染拡大をできるだけ長く、効率的に抑えることだ。ウイルスに効く治療法が開発されるまで病気になる人を極力抑えるためだ」と説明した。

スイスでは312件の感染が報告されている。死者は2人。オーストリアは112件の感染が確認されている。

オーストリア連邦鉄道OBBは、職員がイタリアの最終地点まで行かずに国境で降りていると述べた。イタリアからオーストリアに向かう列車も同じ措置を取っている。オーストリアとイタリア間を走るOBB列車は一日約20本。OBBによると、今のところ運休となった列車はベネチアとミラノ行きの夜行列車2本のみで、貨物列車に影響は出ていない。

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