[ローマ 5日 ロイター] - イタリア政府は4日夜の閣議で、新型コロナウイルスの感染を抑制するための全国的な措置を今週末も継続する一方で、平日は制限を緩めることを決定した。
政府は年末年始の休暇に向けて全国でロックダウン(都市封鎖)を導入した。この措置は7日に解除されることになっている。
閣議では地域ごとに異なる措置を適用するこれまでの3段階の制度に戻すことを決めた。ただ都市間の移動は最小限に抑え、全国の飲食店は今週末、営業を停止しなければならない。
また7日に高校を定員の50%で再開する予定だったが、11日まで延期する。ベネチア周辺など一部地域では再開を31日まで遅らせるとしている。
イタリアでは1日当たりの感染者数が昨年11月の4万人前後から2万人を大きく下回る水準まで減少したが、陽性率は振れが大きく毎日数百人が死亡している。
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