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米FDA、J&J製コロナワクチン使用を制限 血栓症リスクで

 米食品医薬品局(FDA)は5月5日、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J) の新型コロナウイルスワクチンについて、異常な血栓症を引き起こすリスクがあるとして使用を制限する方針を明らかにした。ニューヨークで2021年3月撮影(2022年 ロイター/Shannon Stapleton)

[5日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は5日、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J) の新型コロナウイルスワクチンについて、異常な血栓症を引き起こすリスクがあるとして使用を制限する方針を明らかにした。

J&J製ワクチンは18歳以上の成人の使用が認められているが、FDAによると、今後は、緊急使用許可あるいは正式承認が出ている他の2種類のワクチンが入手できない場合、もしくは、ワクチンを接種する個人が他社製ワクチンの使用に消極的な場合にのみ、使用が可能になる。

FDAは、J&J製ワクチン接種により血小板の減少を伴う血栓症が生じるリスクを踏まえて使用制限を決めたと説明した。

J&Jは、米ワクチンファクトシートを更新し、まれではあるものの命を脅かす可能性がある「血小板減少を伴う血栓症候群(TTS)」のリスクについて、警告を発したと表明した。

同社のワクチンは、高所得国での接種が低迷。血栓症の報告、製造上の問題、有効性に関する懸念が響いている。

疾病対策センター(CDC)によると、同社ワクチンの接種を受けた米国人は約1870万人で、モデルナ製の2億1750万人、ファイザー製の3億4060万人に比べ大幅に少ない人数となっている。

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