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J&J製ワクチン再開、血栓治療法のガイドライン必要=専門家

接種後にまれに深刻な血栓が生じる事例が報告されたこと受け、米国で使用が中断されているジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナウイルスワクチンについて、心臓血管系の専門医を含む専門家は、接種再開には血栓の治療法に関する明確なガイドラインの策定が必要との見方を示している。写真はJ&Jのロゴ。2019年9月撮影(2021年 ロイター/Brendan McDermid)

[19日 ロイター] - 接種後にまれに深刻な血栓が生じる事例が報告されたこと受け、米国で使用が中断されているジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナウイルスワクチンについて、心臓血管系の専門医を含む専門家は、接種再開には血栓の治療法に関する明確なガイドラインの策定が必要との見方を示している。

米疾病対策センター(CDC)と米食品医薬品局(FDA)は13日、血栓症の報告を受け、J&Jワクチンの接種中断を勧告。保健当局は週内にこの問題を検討するための会議を開き、早くて23日にも何らかの結論が示される可能性がある。

新型コロナワクチンを巡っては英アストラゼネカ製ワクチンでも接種後にまれに血栓が生じる事例が報告されているが、接種と血栓症との因果関係は今のところ明らかになっていない。

こうした中、専門医は血栓が生じた場合の治療法に注意が必要と指摘。米食品医薬品局(FDA)はJ&J製ワクチンの接種後に血栓を生じた患者に対し、抗凝固薬「ヘパリン」を投与しないよう勧告している。まれに発生する血栓症は血液中の血小板の減少を伴っており、「ヘパリン起因性血小板減少症」が起きている可能性があるため、治療にヘパリンを使用すると容体が悪化する恐れがある。

FDAはヘパリンの投与は死亡につながる恐れがあるとして、ヘパリンを含まない抗凝固薬、もしくは免疫グロブリン製剤(IVIG)の使用を強く勧告。米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長はロイターに対し、「ヘパリン投与で容体が悪化する恐れがあるため、注意する必要がある」と述べた。

医療関係者は、J&J製ワクチンの接種が中断されていることで、治療法を見直す時間が得られたと指摘。J&Jとアストラゼネカからコメントは得られていない。

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