[北京 2日 ロイター] - 中国の深セン康泰生物製品は2日、 英製薬大手アストラゼネカが開発した新型コロナウイルスワクチンを製造する施設が完成したと発表した。目標の2倍に当たる年間4億回分のワクチン生産が可能としている。
深セン康泰は発表文で「当社は中国でのワクチンの臨床試験(治験)と登録のための手続きを積極的に進めている。製造工場が完成し試験生産を開始した」と説明した。
同社は昨年、アストラゼネカ製のワクチンを中国本土で供給する権利を取得した。2021年末までに少なくとも年間2億回分の生産能力を備えることが条件になっていた。
アストラゼネカの中国事業責任者、レオン・ワン氏は昨年11月、中国当局の承認は2021年半ばまでに下りる可能性があると述べている。
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