[25日 ロイター] - 米厚生省は25日、医薬品大手イーライリリーの新型コロナウイルスに対する抗体治療薬「バムラニビマブ」および「エテセビマブ」の併用療法について、ブラジルと南アフリカで最初に確認された変異株に対して有効性を示さなかったことが実験室分析で判明したため、配布を一時停止したと発表した。
厚生省によると、米リジェネロン・ファーマシューティカルズの抗体療法および米ウィル・バイオテクノロジーと英グラクソ・スミスクライン(GSK)が開発した抗体医薬品「ソトロビマブ」は、変異株に対して有効である可能性が高いという。
イーライリリーは現時点でコメント要請に応じていない。
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