[香港 30日 ロイター] - マカオのMGMチャイナが経営するコタイ地区のカジノが30日、利用者の新型コロナウイルス感染確認を受けて封鎖された。施設内にいた人は全員、11月1日まで施設内にとどまるよう指示された。
MGMはコメント要請に応じていない。
マカオ政府は声明を発表し、「カジノ、ホテル従業員および利用者は、直ちに施設内に隔離される」とし、隣接する全店舗と飲食店も封鎖を継続すると説明した。
マカオでは長らく感染者が確認されていなかったが、今月に入り3人目の感染者が出ている。
11月には2年半超ぶりに中国本土からの団体観光客受け入れが再開される予定。既に苦慮してきたカジノ運営業者にとって、封鎖は痛手となる。
政府は声明で、MGMの封鎖には言及しない形で住民70万人に10月30日から11月1日まで連日検査を受けることを義務付けるとした。
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